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失敗しないための照明の選び方5つのポイント

照明の選び方のポイント How to choose a good Lighting 

照明の選び方 明るさの比較

部屋の明るさについて

十分な照度を確保することが室内照明の目的です。しかし、定量的な数値と人間の感覚的な 明るさの感じ方が一致するとは限りません。必要な照度を確保しながら、用途、好みにあわせた照明をセレクトしましょう。

オススメは「一室多灯」スタイル

例えばシーリングライトで一部屋全体の明るさを確保しようとした場合、ライトの大きさにもよりますがおおよそ150ルクスくらいの平均照度が得られるでしょう。その場合、照明器具の真下であれば十分な明るさが得られますが、照明器具直下から離れるほど照度は低下していき、距離によっては、読書や作業を行う場合に必要な照度をみたしてないことも考えられます。それでは目が疲れますし、見えにくくて困りますよね。

だからと言って大きめのシーリングライトを選ぶという選択は正しいでしょうか??一般的にシーリングライトの大きさは、平均的な天井高の場合、部屋の対角線の長さの1/8〜1/10くらいの大きさが推奨されています。なので、部屋全体の明るさをカバーしようとシーリングライトを大きくすれば、照明器具の直下の明るさが強すぎて逆に疲れたりストレスになったりしますし、目の健康にもよくありません。またお部屋のインテリアのバランスも崩れてしまいかねません。

照明のW数だけをあげるという選択もこれと同じ理由からオススメできません。

最大のポイントは「適光適所」

一般的にリビングでの団らんや普通の生活に必要な照度は150〜300ルクス。読書や作業に必要な照度は300~750ルクスと言われています。結論を言えば、良い照明の選び方とは「その行為・作業に必要な照度を知り、必要な場所に、必要なだけの明るさを確保すること」です。

例えばLiving Roomの場合、シーリングライトとフロアーライト、テーブルライトを上手に組み合わせて要所要所で必要な照度を確保します。不要なときには不要な箇所の照明を切ればいいので節電にもなりますし、経済的でエコでもあります。ただ、残念ながらみなさんがそれぞれ照度計を持っているわけではありませんし、必要照度なんていちいち知りませんよね。

なので、まずは「複数の照明を組み合わせて明るさを確保するという」というポイントを押さえてみましょう。生活スタイルをあれこれイメージしながらインテリアを作り上げていくのは楽しいですよね。照明選びでは、そこに日照時間の推移を考慮した「時間の流れ」のイメージも加わります。考えることは増えますが、なんだかインテリアの楽しさも増したようなきがしませんか?

部屋の明るさと目安 ~ 一般的適用畳数の目安 ~

一般的適用畳数の目安

部屋の広さにあった照明を選ぶことが最も大切です。

照明を選ぶときは、デザインだけでなくお部屋にあった明るさも重要です。一般的な適用畳数の目安に従って適切な照明選びをしましょう。

電球の種類について

普段よく目にする電球は、大きく分けて4種類。

白熱灯電灯機具に使われる電球には、白熱灯、直管蛍光灯、電球形蛍光灯とLED電球があります。それぞれの電球の特性を理解して電球を選びましょう。

電球の種類

黄色みを帯びた心地よい温もりのある電球。リラックスする空間向きです。フィラメントの輝きを生かすクリアタイプと柔らかな光のホワイトタイプがあります。

電球形蛍光灯

電球形蛍光灯

白熱灯に比べ、同じ明るさでも約1/4の消費電力、約3〜6倍の寿命でとても経済的です。発光面積が広く、影の少ない平面的な光なのが特徴です。電球色、クール(昼光)色、ナチュラル色があります。

  • 電球色:電球に似た温かみのある雰囲気を演出する光。
  • クール(昼光)色:清々しく爽快な雰囲気を演出する光。
  • ナチュラル色:生き生きとした活気ある雰囲気を演出する光
  • *Hutarinoで取り扱いの電球形蛍光灯はすべて電球色です。

LED電球

LED電球

白熱灯の約40倍(*小型電球タイプは約20倍)という寿命が魅力的なLED電球。消費電力も電球形蛍光灯を下回りとても経済的。大きさは、白熱ランプに比べてやや小ぶりでスマートな印象。LEDは真下を照らすのに優れた電球です。電球色、クール(昼光)色があります。

  • 電球色:電球に似た温かみのある雰囲気を演出する光。
  • クール(昼光)色:清々しく爽快な雰囲気を演出する光。

マルチチップLED電球

マルチチップLED

マルチチップLEDとは、ひとつのパッケージの中に複数のLEDチップを搭載したLEDのことで、点ではなく面で発光するLEDです。
従来の点で発光するLEDデスクライトの場合、 影が強すぎたり、複数の影が出るなど細かい作業には不向きだったのですが、マルチチップLEDの場合、柔らかい光で手元を照らし、影も重複しないためストレスなく読み書きに集中しやすくなります。

  • 電球色:電球に似た温かみのある雰囲気を演出する光。
  • クール(昼光)色:清々しく爽快な雰囲気を演出する光。

シーンに合わせたオススメ照明セレクト

照明の選び方 リビング

Living

開放的なリビングには部屋全体を照らせるシーリングライトにフロアライトなどを組み合わせる複数照明がオススメ。明暗に抑揚をつけることで落ち着いたオシャレな演出も楽しめます。

  • シーリングライト
  • 天井に直に取り付けるタイプのライト。部屋を広く見せることができます。
  • フロアライト
  • 床に置く移動可能なタイプのライト。部屋の隅や壁などを照らすと部屋にメリハリがでます。
  • クリップライト
  • 光が欲しい場所に設置するライト。スポットライト的な効果など、工夫しだいで空間演出の幅が広がります。

Dining

照明の選び方 ダイニングルーム

ダイニングには下方向を照らすタイプのペンダントライトをセレクト。食卓をふんわり照らして、美味しくて楽しい食事の時間を。

Kitchen

照明の選び方 キッチン

キッチンにはレールタイプのペンダントライトがオススメ。作業面をしっかり照らせて、横長のアイランドキッチンと相性良。

  • ペンダントライト
  • 天井に直に取り付けるタイプのライト。部分照明として長さを調節することで自分好みの形に。
  • シーリングライト
  • 天井に直に取り付けるタイプのライト。セードの角度を調節することで光を任意の場所に当てることが可能です。

Bed Room

照明の選び方 寝室

リラックス空間であるベッドルームには、ふんわり優しく部屋を照らせるペンダントライト(上下方向)を。ベッドのサイドにテーブルライトを設置し、明るさが欲しいときもバッチリ。

  • ペンダントライト
  • 上下をまんべんなく照らしてくれるタイプのライト。広い範囲に柔らかな光が届きます。

Library

書斎の照明の選び方

読書をしたり、集中して作業をすすめる書斎には、手元の照度を十分確保してくれる組み合わせが求められます。

  • ペンダントライト
  • 天井から吊り下げるタイプのライト。部屋全体を柔らかく照らします。